毎年、日本全国で行われる発掘調査が、我々の祖先たちの生活、文化、そして歴史についての新たなヒントを明らかにしています。その最新の発見を一堂に集め、公開する貴重な機会が、「発掘された日本列島2023」展です。今年もこの興奮と驚きに満ちた展示会が、全国各地で開催されます。

「発掘された日本列島」展とは?

「発掘された日本列島」展は、文化庁(Agency for Cultural Affairs)が主催し、全国各地の公立博物館、埋蔵文化財センター、新聞社などと共に、全国の年間約8,000件の発掘調査から得られた成果を一般公開するものです。この展示会は、私たちの日常生活の下に埋もれている「埋蔵文化財」(buried cultural properties)への関心を高め、その保護と保存の重要性を伝えることを目的としています。

今年の展示は、過去に続いて全国各地の博物館で順次開催され、様々な地方の遺跡や文化に触れることができます。新発見された遺物や遺跡の最新情報が、実際にその目で確かめられる特別な機会を提供します。

It has been held annually since 1995 under the auspices of the Agency for Cultural Affairs and other organizations.
文化庁等の主催で平成7年度から毎年開催されている。

本展の開催期間や展示品についての具体的な詳細は、現在調整中ですが、情報が入り次第、このブログで速報してまいります。本展示会が何を発掘し、どのような新たな視点を提供するのか、どんな驚きが待っているのかを、一緒に楽しみに待つことにしましょう。

今年も「発掘された日本列島2023」展を通じて、過去の遺産と現在をつなぐ旅に出ましょう。それぞれの地域の歴史が息づく遺物たちが、私たちに何を語りかけてくるのか。まだ見ぬ過去の姿を、一緒に探求しましょう。

文化庁:「発掘された日本列島2023」展

編集:文化庁
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「発掘された日本列島2023」展(Discovered Archipelago of Japan 2023 Exhibition)は、日本全国で年間約8,000件に及ぶ発掘調査の成果を公衆が直接目の当たりにするために設けられた展示会です。この展示会は、平成7年度から始まり、今年で第29回目を迎えるという長い歴史を持ちます。目的は、一般市民が埋蔵文化財(buried cultural properties)に親しみ、その保護の重要性を理解することです。

主催者は、日本の文化庁(Agency for Cultural Affairs)、山梨県立考古博物館(Yamanashi Prefectural Archaeological Museum)、対馬博物館(Tsushima Museum)、全国新聞社事業協議会、山梨日日新聞社、長崎新聞社です。さらに、全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会、全国埋蔵文化財法人連絡協議会、公益財団法人元興寺文化財研究所、共同通信社からの協力を得ています。そして、後援として全国史跡整備市町村協議会の支持を得ています。

展示会は、3つの地点で開催されます。まず、山梨県立考古博物館で、令和5年9月16日(土)から10月29日(日)まで。続いて対馬博物館で、令和5年11月11日(土)から令和6年1月8日(月・祝)まで。最後に、”アフター発掘された日本列島2023展”として平城宮いざない館で、令和6年1月20日(土)から2月11日(日)までとなっています。ただし、アフター展では新発見考古速報の一部が展示の対象外となるとのことです。

展示内容は、以下の3つのテーマで構成されます。「我がまちが誇る遺跡」、「新発見考古速報」、「特集 遺跡から読み解く多様な歴史文化」です。これらのテーマを通じて、最新の発掘調査成果が一堂に会し、訪問者が日本列島の埋蔵文化財の魅力と重要性について学ぶ機会を提供します。

また、展示図録『発掘された日本列島2023 調査研究最前線』(Discovered Archipelago of Japan 2023: Frontline of Research and Investigation)が共同通信社から発行され、文化庁の編集により、本展の詳細と関連研究の情報を提供します。

以上が「発掘された日本列島2023」展の詳細になります。発掘調査の現場から最新の成果を一般公開し、広く市民の理解と興味を深めるこの展示会は、日本の歴史と文化を豊かに理解するための重要な場となることでしょう。

昨年の「発掘された日本列島2022」展

Excavated Japanese Islands 2022" Exhibition
「発掘された日本列島2022」展

「発掘された日本列島2022」展は、日本全国で年間約8,000件行われる発掘調査の成果を一般市民が直接触れる機会を提供する展示会です。この展示会は平成7年度から始まり、昨年で第28回目を迎えました。展示会の目的は、国民が埋蔵文化財(buried cultural properties)に親しみ、その保護の重要性に関する理解を深めることです。

主催者は、文化庁(Agency for Cultural Affairs)、埼玉県立歴史と民俗の博物館(Saitama Prefectural Museum of History and Folklore)、だて歴史文化ミュージアム(Date City History and Culture Museum)、石巻市博物館(Ishinomaki City Museum)、宮崎県総合博物館(Miyazaki Prefectural Museum)、なら歴史芸術文化村(Nara History and Art Culture Village)、全国新聞社事業協議会、各地の新聞社です。協力者として全国公立埋蔵文化財センター連絡協議会、全国埋蔵文化財法人連絡協議会、公益財団法人元興寺文化財研究所、共同通信社が名を連ねています。さらに、後援として全国史跡整備市町村協議会の支援を受けています。

展示会は、以下の5つの場所で順次開催されました:

  1. 埼玉県立歴史と民俗の博物館(2022年6月11日~7月18日)
  2. だて歴史文化ミュージアム(2022年7月30日~9月4日)
  3. 石巻市博物館(2022年9月17日~10月23日)
  4. 宮崎県総合博物館(2022年11月5日~12月11日)
  5. なら歴史芸術文化村(2023年1月7日~2月12日)

ただし、新型コロナウイルス感染症の状況により、各館での開催日程の変更等が生じる可能性がありました。

展示内容は以下の3つのテーマで構成されていました:「我がまちが誇る遺跡」、「新発見考古速報」、「特集おうちで学び・楽しむ埋蔵文化財」。これらのテーマを通じて、最近発掘調査が行われた特に注目された出土品を中心とした展示が行われました。

この展示会のために、図録『発掘された日本列島2022調査研究最前線』(Discovered Archipelago of Japan 2022: Frontline of Research and Investigation)が共同通信社から発行され、文化庁の編集により、本展の詳細と関連研究の情報を提供しました。

主な展示品として次のものがありました:

  1. 縄文土器(Jomon pottery)四方神面文深鉢 – これは井戸尻遺跡から出土した物で、縄文時代中期(約5,000年前)のものです。
  2. 盾持人埴輪(shield-bearing Haniwa)- 和歌山県和歌山市の大谷山22号墳から出土した古墳時代中期(5世紀)のもので、力士や馬曳き人等にも見られる入れ墨の表現が特徴的です。
  3. アオトラ石製磨製石斧(Aotora stone polished stone axe)- 岩手県洋野町の宿戸遺跡から出土した縄文時代早期(8,000年前)のもので、青みがかった縞状の模様を特徴とする緑色岩(Aotora stone)で作られています。
  4. 細形銅剣(narrow-shaped bronze sword)- 福岡県筑前町の東小田峯遺跡から出土した弥生時代中期前半(2,000年前)のもので、甕棺墓に副葬品として納められていました。

以上が「発掘された日本列島2022」展の詳細になります。この展示会は、発掘調査の現場から最新の成果を一般公開し、広く市民の理解と興味を深めるための重要な場となりました。

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