御朱印巡り―それはただのスタンプ集めではなく、日本の寺社を訪れる際の伝統的な文化や歴史を感じ、また新しい発見を楽しむ経験をもたらすもの。最近、多くの人々がこの趣味を楽しんでおり、それに伴い、多様な御朱印ガイドブックが出版されています。しかし、どのガイドブックを手にすれば良いのか、どれが自分の興味や旅の目的に合致するのかを知るのはなかなか大変。そこで、今回は様々なテーマや地域に焦点を当てた5冊の注目の御朱印ガイドブックをご紹介します。歴史好きから猫好きまで、あなたの御朱印巡りの旅をより豊かにするための一冊がきっと見つかるでしょう。

御朱印でめぐる静岡 富士 伊豆の神社 週末開運さんぽ 改訂版

『御朱印でめぐる静岡 富士 伊豆の神社 週末開運さんぽ 改訂版』(The Revised Edition of “Visiting Shizuoka, Fuji, and Izu Shrines with Red Stamp Books: Weekend Fortune Walking”)は、2020年11月に発行された初版の改訂版として、2023年10月5日にGakken社から発売されました。

本書は、大好評を博している「地球の歩き方御朱印シリーズ」(Travel the World with Red Stamp Book Series)の一部として、日本の静岡県にある、特に富士山や伊豆に関連する神社にスポットを当てています。御利益別(fortune by benefit)に、100社以上の神社とその御朱印(stamp)が詳しく紹介されています。開運神社(Shrines for good luck)で御朱印を集めることで、運気(fortune)を上げることが期待できると言われています。

静岡の神社の中でも、「御朱印と御利益が凄い」(impressive stamps and benefits)と評価されている場所を中心に徹底取材されており、巻頭では富士の浅間神社や伊豆の縁結び神社など、特に人気のモデルルート(route)が特集されています。さらに、総合運や恋愛運、金運、健康運など、さまざまな御利益に特化した神社の御朱印が紹介されています。さらに神様のプロフィール(profiles of deities)や御朱印に関するQ&Aも掲載されており、読みごたえがあります。

本書の内容は以下のとおりです:

  1. 第一章「まずはここから! 神社の御朱印入門」: 御朱印の基本や神社の歴史、『古事記』(Kojiki)と神様、そして限定御朱印や御朱印帳のコレクションなど、御朱印初心者向けの情報が満載です。
  2. 第二章「話題の神社をめぐる開運さんぽへ 週末御朱印トリップ」: 富士山麓の浅間神社を始めとした運気アップの神社巡りや、伊豆半島の恋愛運アップの旅、静岡市内のキャラ神社や浜松のレトロなローカル列車での御朱印巡りなど、週末におすすめの御朱印トリップが紹介されています。
  3. 第三章「御利益別! 今行きたい神社」: 各種の御利益別に、特に訪れたい神社とその御朱印が紹介されています。

このように、『御朱印でめぐる静岡 富士 伊豆の神社 週末開運さんぽ 改訂版』は、御朱印や神社巡りに興味のある方にとって、非常に有益な情報が詰まった1冊となっています。

「徳川」 御朱印ガイド 家康ゆかりの地と人でめぐる天下統一の足跡

著:「徳川」御朱印ガイド編集室
¥1,703 (2023/10/20 15:12時点 | Amazon調べ)

御朱印(go-shuin)は、日本のお寺や神社巡りの際に参拝者が受け取る証であり、その歴史や信仰の深さを感じることができるアイテムとして、多くの人々に親しまれています。その魅力をさらに広めるための書籍が『「徳川」 御朱印ガイド 家康ゆかりの地と人でめぐる天下統一の足跡』として「徳川」御朱印ガイド編集室からメイツ出版社により2023年4月1日に発売されました。

本書は、「徳川」家に関連する御朱印を中心に、その魅力や背景を徹底的に解説しています。通常の御朱印だけでなく、イベントや特別な行事での限定版、さらにはバージョン違いのものまで、その多様性と豊かなデザインを一冊に収録しています。そして、それだけでなく、徳川家と深い繋がりを持つ寺社の縁起や由縁もしっかりと紹介されており、歴史好きにもおすすめの内容となっています。

主要頒布場所としては、名前を聞いただけでその重要性や歴史的背景を感じることができる場所が挙げられています。例えば、日光東照宮や増上寺など、多くの日本人にとって訪れる価値のある場所で、徳川家康や徳川家と深い関係を持つ場所として知られています。このガイドを手にすることで、それぞれの場所での御朱印の収集やその背後にある歴史やエピソードを深く知ることができるでしょう。

御朱印をただのスタンプコレクションとして捉えるのではなく、それぞれの意匠や背後にある歴史、そして関連する人物や出来事に思いを馳せることで、さらに御朱印巡りの楽しみが広がることでしょう。このガイドを手にして、徳川家康や徳川家の歴史を感じながら、日本の寺社を巡る旅を楽しんでください。

関東版ねこの御朱印&お守りめぐり 週末開運にゃんさんぽ

『関東版ねこの御朱印&お守りめぐり 週末開運にゃんさんぽ (地球の歩き方 御朱印シリーズ)』は、猫好きなら絶対に手に取りたくなる一冊です。この書籍は「地球の歩き方編集室」が編集し、地球の歩き方という出版社から2022年10月18日に発売されました。

この本の魅力は、関東エリアの猫に関連する神社やお寺、その御朱印やお守りを中心に紹介している点です。例えば、猫神様を祀る「住吉神社」や招き猫のある「海雲寺」など、関東には多くの猫にゆかりのある神社やお寺が点在しています。さらに、住職の朝ごはんで人気の「長楽寺」や猫のお札を手に入れられる「笠山神社」も紹介されています。

一方で、この書籍は単なる御朱印集めのガイドとしてだけではなく、境内で出会える猫や、迷い猫を祈願できる寺社など、猫好きにはたまらない内容が詰め込まれています。また、御朱印だけでなく、猫モチーフの授与品も豊富に取り扱っており、読むだけでなく、実際に足を運びたくなるような情報が満載です。

内容の構成としては、「御朱印入門」で御朱印の基本的な知識やマナーを学べる「第1章」や、関東エリアを中心とした「ねこ尽くしの御朱印トリップ」を紹介する「第2章」が設けられています。さらに、猫の御朱印や授与品を手に入れることができる神社や寺を詳しく紹介する「PART1」から「PART4」、そして「ねこゆかりの寺社」という番外編も収録されており、非常に充実した内容となっています。

最後に、猫好きはもちろん、御朱印を集めるのが好きな方、関東エリアを旅行予定の方など、多くの人々におすすめしたい一冊です。この書籍を手にとり、関東の猫にゆかりのある神社やお寺を訪れることで、より深い幸せと運気アップを得ることができるでしょう。

御朱印でめぐる東北のお寺 週末開運さんぽ

東北地方、日本の歴史と風情を感じることのできる地域で、そこには数多くの魅力的なお寺が点在しています。『御朱印でめぐる東北のお寺 週末開運さんぽ』は、この美しい東北地方を舞台に、御朱印(go-shuin: temple or shrine seal stamps)めぐりを楽しむための完璧なガイドとなる書籍です。

伽藍(garan: temple buildings)や仏像の鑑賞を通じて、訪問者は季節の花々とともにその風情を感じ取ることができます。そして、ご住職から御朱印をいただく過程で、お寺の歴史や伝説についての興味深い話を聞く機会も得られます。この書籍は、東北の6県から厳選された100余のお寺と、それぞれの御朱印に焦点を当てています。

本書の内容として、まず「東北のお寺のイベント&限定御朱印カレンダー」や「東北のお寺おさんぽマップ」を提供。これにより、読者は東北地方を訪れる際の計画を立てやすくなります。巻頭特集では、歴史深い地域や有名なお寺を中心に、具体的な散策ルートが紹介されています。特に「奥州藤原氏三代と義経の史跡を訪ねる」や「仙台とその周辺歴史探訪さんぽ」は、歴史好きには見逃せないコンテンツとなっています。

また、「御朱印&お寺入門」の章では、御朱印の基本からお寺に関する豆知識、仏像の種類など、御朱印初心者でも安心して楽しめる情報が満載です。さらに、「最強モデルプラン」では、東北を代表する文化や観光スポットを巡るプランが紹介され、読者にとって非常に参考になるでしょう。

御利益(go-riyaku: benefits or blessings from a deity)を求める方のために、「御利益別!今行きたいお寺」の章では、総合運や縁結び、商売繁盛など、さまざまな御利益を持つお寺がピックアップされています。特別な由緒やレアな御利益を持つお寺も紹介されているので、読者は自身の願いや興味に合わせて訪問先を選ぶことができます。

最後に、東北地方の有名な巡礼ルートである「東北三十六不動尊霊場」や「会津三十三観音」に関するコラムが収録されており、深い信仰心を持つ方や、さらに詳しい情報を求める方にもおすすめです。

全体として、この書籍は東北地方のお寺と御朱印めぐりを楽しみたいすべての人々にとって、貴重なガイドブックとなることでしょう。

全国御朱印大事典

著:日本の神社仏閣研究会
¥2,299 (2023/10/20 15:20時点 | Amazon調べ)

御朱印(go-shuin:temple or shrine seal stamps)は、かつては寺社で写経を納めた際の証として受け取るものでしたが、現代では参拝の証として気軽にいただけるようになりました。この変遷とともに、御朱印は多くの人々にとって、旅の思い出や文化的な価値を持つアイテムとして人気を博しています。

『全国御朱印大事典』は、その御朱印文化を網羅的に紹介するための一冊。日本の神社仏閣研究会が著したこの書籍は、1000種類以上の御朱印を掲載しており、社寺1200件以上がエリア別に詳細に紹介されています。有名な神社だけでなく、特定のご利益を持つ神社の御朱印も取り上げられているため、読者は自分の興味や求める御利益に応じて訪問先を選ぶことができます。

本書は令和の元号が発表された直後に発売され、そのため「令和の御朱印集め入門」として、新元号を記載した御朱印の魅力や取得方法にも触れています。特に、天皇家ゆかりの神社や仏閣、さらには御陵印(墓所の印)まで掲載されているのは、この書籍の大きな特徴です。

初心者に向けては、「御朱印とは何か」という基本的な情報から始まり、御朱印の歴史、見方、マナーに関する詳細、さらには期間限定の御朱印や夏詣(夏の参拝)に関する情報も網羅的に提供しています。御朱印に関する疑問や不安を持つ読者も、この章を読めば安心して御朱印を楽しむことができるでしょう。

また、本書の後半部分は、日本の各地域ごとの御朱印を紹介する章構成となっており、北海道から九州まで、広範なエリアの御朱印が詳細に紹介されています。読者はこの情報を基に、旅行先での御朱印めぐりの計画を立てることができます。

最後に、神社巡拝家である佐々木優太氏のインタビューが収録されており、彼の御朱印の楽しみ方や巡拝の経験が語られています。これにより、読者は御朱印めぐりのさらなる深みや楽しさを感じ取ることができるでしょう。

全体として、『全国御朱印大事典』は御朱印に興味を持つすべての人々にとって、非常に価値ある情報が詰まった一冊となっています。

まとめ

It is said that there are more than 1,000 red seals in Japan, how many can you visit?
全国には御朱印1000点以上があると言われています、あなたはいくつ巡れるかな?

御朱印(go-shuin:temple or shrine seal stamps)は、古くから日本の寺社文化と深く結びついてきましたが、近年その魅力を再発見する形で非常に注目されるようになってきました。旅の思い出や信仰の証として、さまざまな地域やテーマに特化したガイドブックが多数発売されています。以下の5冊の書籍は、その中でも特に注目されるものとなっています。

  1. 『御朱印でめぐる静岡 富士 伊豆の神社 週末開運さんぽ 改訂版』は、静岡県を中心に、その美しい自然とともに多くの神社を訪れるためのガイドとなっています。富士山や伊豆といった観光地での御朱印集めがテーマとなっており、観光と御朱印の双方を楽しむための一冊といえるでしょう。
  2. 『「徳川」 御朱印ガイド 家康ゆかりの地と人でめぐる天下統一の足跡』は、日本の歴史における大名・徳川家康とそのゆかりの地を中心に据えています。家康関連の神社や寺を巡ることで、日本の戦国時代や江戸時代の歴史に触れることができるのが特徴です。
  3. 『関東版ねこの御朱印&お守りめぐり 週末開運にゃんさんぽ (地球の歩き方 御朱印シリーズ)』は、猫好きにはたまらない一冊。関東地方の神社や寺で猫をモチーフとした御朱印やお守りを収集するのが主なテーマとなっており、御朱印巡りと猫の魅力を同時に楽しむことができます。
  4. 『御朱印でめぐる東北のお寺 週末開運さんぽ』は、震災後の復興支援としても注目される東北地方のお寺を中心に紹介しています。古き良き日本の文化や自然を感じながら、東北のお寺を巡りながら御朱印を集めることができます。
  5. 『全国御朱印大事典』は、日本全国の御朱印を網羅的に掲載している大型の辞典形式の書籍です。各地域の特色や歴史、文化を背景に持つ御朱印を理解し、計画的に巡るための情報が満載されています。

これらの書籍は、御朱印巡りの魅力を深く知るためのものとして、それぞれ異なる視点やテーマで読者を引き込んでいます。地域やテーマ、時代背景などに特化して御朱印を楽しむことで、日本の文化や歴史をより深く知ることができるでしょう。御朱印巡りを通じて、新しい発見や感動を得るために、これらのガイドブックは非常に役立つものとなっています。