さくら
山梨県立考古博物館が今年、大注目のイベントを開催!豊かな歴史と文化に触れるチャンス、縄文時代の生活を学ぶオンライン講座と昇仙峡を称える特別展示の全貌を紹介します!
山梨県立考古博物館:館長講座
文化と歴史に関心のある皆様へ、山梨県立考古博物館から素晴らしいニュースが届きました。今年度、同館は先史考古学を専門とする高橋龍三郎館長による特別講座を開催いたします。この講座では、高橋館長が最新の研究成果に基づき、縄文時代について分かりやすく解説します。一層の良報として、今年度の講座は全回ともオンライン配信となりますので、遠方からでも自由にご参加いただけます。
この連続講座は、合計4回にわたって行われ、それぞれ異なる主題を深堀りしていきます。第1回目は「縄文時代の交易と地域間交流─黒曜石・水晶・ヒスイ・琥珀─」と題して、6月3日(土曜日)に開催されます。続いて9月2日(土曜日)の第2回目では「中部高地の土製耳飾り」、12月9日(土曜日)の第3回目では「金生遺跡と石棒儀礼」、そして最終回となる翌年3月16日(土曜日)は「富士山周辺の配石遺構」を主題に探求します。各回の開催時間は午後1時30分~3時となっております。
講師は、早稲田大学文学学術院教授でもある高橋龍三郎館長が務めます。オンライン配信の定員は95名、また来館者向けの配信会場では20名程度の受講が可能となっております。参加費は全ての方が無料となっています。
オンライン配信の視聴、もしくは来館によるご参加ともに、事前にお申込みが必要となります。皆様の積極的な参加を心よりお待ちしております。
一緒に、縄文時代の世界を深く探求し、その興奮を共有しましょう。山梨県立考古博物館と高橋龍三郎館長の専門知識を活かして、私たちの理解を深め、日本の豊かな歴史と文化についての新たな視点を得る絶好の機会となるでしょう。
それぞれの講座が縄文時代の特定のテーマに焦点を当てていることから、参加者は縄文時代の生活、文化、交易、儀式、そして地域の特徴など、さまざまな角度からこの時代を理解することができます。第1回の講座で縄文時代の交易と地域間交流について学んだ後、次の講座では土製の耳飾りや金生遺跡の石棒儀礼、さらに富士山周辺の配石遺構といった具体的な事例を通じて、その知識をさらに深めることができます。
また、オンライン配信という形式は、全国どこからでも安心して参加でき、また家族や友人と一緒に視聴することも可能です。さらに、来館者向けの配信会場も用意されているため、博物館の雰囲気を味わいながら講座を楽しむこともできます。
ご予約は必要ですが、参加費は無料となっており、誰でも気軽に参加できます。この貴重な機会をぜひご利用ください。山梨県立考古博物館と一緒に、縄文時代の奥深い歴史を探求しましょう。
最後に、高橋龍三郎館長によるこの連続講座は、私たちの知識を深め、考古学という学問が日本の文化と歴史をどのように解明しているかを理解する素晴らしい機会です。ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております。
関連情報:山梨の宝、水晶の歴史と輝きを探る
山梨県立考古博物館では、春季企画展「御嶽昇仙峡国名勝指定100周年記念クリスタル・ロード」を開催しています。この展示は、令和5年に100周年を迎えた御嶽昇仙峡の指定記念として行われるもので、山梨県内で産出する美しい水晶とその歴史をご紹介します。
御嶽昇仙峡は、日本でも有数の美しい渓谷として知られ、また山梨県のジュエリー産業の発展に大きく寄与した水晶産出地でもあります。この地の水晶は、文化や信仰、技術の進歩に大きな影響を与えてきたことが、日本遺産認定の受賞でも証明されています。
この展示では、江戸時代から続く水晶の歴史だけでなく、それ以前の時代からの利用例も振り返ります。考古資料として出土した水晶製の石器などを通じて、古代の人々がどのように水晶を利用していたかを探ります。また、最新の研究成果を通じて、山梨県産水晶の利用の様子やその影響を明らかにします。
会期中には水晶の研磨体験や企画展ギャラリートークなどの関連イベントも開催されます。観覧者の皆様は、展示を見学するだけでなく、水晶に触れ、その美しさと歴史に更に深く親しむことができます。
展示は令和5年4月15日から6月11日まで開催され、開館時間は午前9時から午後5時(入館受付は午後4時30分まで)です。月曜日は休館日ですが、5月1日は開館しています。観覧料は無料となっておりますので、この機会にぜひご来館ください。
主催者である山梨県立考古博物館とともに、共催である山梨ジュエリーミュージアム、そして多くの地域の教育委員会や博物館、研究所からの協力を得て、この展示は実現しました。それぞれが持つ豊富な知識と情熱が結集し、訪れる人々に対して深く鮮やかな水晶の歴史を伝えています。
展示の一部として、大木戸遺跡(甲州市)から出土した水晶製の石鏃や、双葉2号墳(甲斐市)から出土した切子玉など、山梨県内各地から発掘された考古資料が展示されています。これらの展示品は、水晶が古代から現代に至るまで、どのように利用されてきたかを示す貴重な証拠となっています。
また、数々の遺跡から出土した水晶製品を通じて、山梨県内の地域がどのようにつながり、文化が形成されてきたのかを見ることができます。それぞれの遺跡や出土品から読み解かれる物語は、水晶の魅力をさらに引き立てます。
「御嶽昇仙峡国名勝指定100周年記念クリスタル・ロード」は、山梨県の豊かな自然と文化を、水晶を通じて体感できる貴重な機会です。古代から現代まで、山梨の地で育まれてきた水晶の歴史と文化を、ぜひこの機会に深く知ることをお勧めします。
終わりに
山梨県立考古博物館では、今年度、先史考古学の権威である高橋龍三郎館長によるオンライン講座と、昇仙峡の美しい自然と深い歴史を称える特別な企画展「御嶽昇仙峡国名勝指定100周年記念クリスタル・ロード」を開催します。これらのイベントは、山梨県の豊かな歴史と文化を体験し、学ぶ絶好の機会です。
高橋館長によるオンライン講座は、縄文時代の専門家が最新の研究成果をもとに、その時代の生活や文化について詳しく解説します。一連の講座は、高橋館長の深い知識と情熱に触れ、縄文時代の様々な側面を理解するための貴重な機会となるでしょう。
一方、春季企画展「御嶽昇仙峡国名勝指定100周年記念クリスタル・ロード」は、山梨県の象徴である昇仙峡の美しさとその地域の水晶産出の歴史を祝う展示です。この展示は、訪れる人々に対して山梨県の自然と文化の豊かさを体感させ、地元の歴史について深く考えるきっかけを提供します。
これらのイベントは、山梨県の文化と歴史に対する理解を深めるだけでなく、地元の地域社会とその豊かな遺産を尊重し、楽しむための絶好の機会を提供します。オンライン講座と企画展、どちらも一見の価値ありです。この春と夏、山梨県立考古博物館が提供するこれらの素晴らしい体験を、ぜひご自宅からオンラインでお楽しみください。