ゴールデンウィークが目前に迫り、多くの方々が楽しい旅行プランを立てていることでしょう。今回は、美しい自然と豊かな歴史が魅力の高知県で開催される、オススメの博物館展示をご紹介します。高知県は、四万十川や桂浜などの観光名所が有名ですが、歴史や文化にも触れることができる博物館がたくさんあります。そんな中でも、特に注目すべきは四万十市郷土博物館の企画展「博物館の歩き方 土器の巻」と、高知県立埋蔵文化財センターの企画展「高知の遺跡展〜中筋川流域の遺跡〜」です。

これらの展示を訪れることで、高知県の歴史や文化に触れるだけでなく、地域に根ざした暮らしや、独自の技術が生み出す美しい土器や遺跡について学ぶことができます。また、各展示には関連イベントや体験コーナーも用意されており、家族連れや友人と楽しみながら知識を深めることができます。

Kochi Prefecture, with its beautiful nature and rich history
美しい自然と豊かな歴史が魅力の高知県

ゴールデンウィークの高知県旅行をより充実させるために、ぜひ四万十市郷土博物館と高知県立埋蔵文化財センターの魅力的な展示をお楽しみください。このブログ記事では、それぞれの展示の詳細や見どころ、アクセス方法などを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

四万十市郷土博物館:博物館の歩き方 土器の巻

四万十市郷土博物館:博物館の歩き方 土器の巻
四万十市郷土博物館:博物館の歩き方 土器の巻

四万十市郷土博物館では、令和5年2月11日(土)から令和5年5月9日(火)まで、企画展「博物館の歩き方 土器の巻」を開催しています。この展示では、弥生時代の土器を通して地域ごとの暮らしの違いを探り、実物の土器と解説パネルで詳しく紹介されています。来場者は昔の生活を読み解くことができます。

お茶碗や器など、私たちが日常的に使っている食器のルーツは縄文時代にまで遡ります。時代とともに暮らしの変化に応じて、食器の形やデザインも変化してきました。縄文時代には、土器の種類が少なく、使い方がシンプルでしたが、弥生時代になると、米作りが始まり、土器の使い方や用途が多様化し、さまざまな種類が誕生しました。

土器は地域ごとに特徴があり、幡多と土佐では作り方や形に違いが見られます。土器は現代の食器のルーツであり、地域の文化を伝えるアイテムと言えます。土器の歴史を学ぶことで、ドキドキわくわくする発見があることでしょう。

四万十市郷土博物館の3階展示フロアでは、「博物館の歩き方 土器の巻~土器が語るむかしのくらし~」の展示を楽しめます。さらに、体験コーナーやクイズコーナーもあり、楽しみながら学ぶことができます。体験コーナーでは、「やってみよう土器パズル!」や「土器をタタいてみよう!」が用意されています。

博物館の開館時間は午前9時から午後17時まで(入館は午後16時30分まで)、休館日は水曜日です。入館料は、大人(個人)が440円、(団体)が350円、年間パスポートが1,320円、高校生(個人)が170円、(団体)が130円、年間パスポートが520円です。中学生以下と65歳以上は無料です。駐車場は36台分あり、バス駐車も可能です。

高知県立埋蔵文化財センター:高知の遺跡展〜中筋川流域の遺跡〜

高知県立埋蔵文化財センター:高知の遺跡展〜中筋川流域の遺跡〜
高知県立埋蔵文化財センター:高知の遺跡展〜中筋川流域の遺跡〜

高知県立埋蔵文化財センターでは、2023年4月23日(日)から7月2日(日)まで、企画展Ⅰ「高知の遺跡展〜中筋川流域の遺跡〜」を開催しています。この展示では、高知県の代表的な遺跡が紹介されており、特に高知県西部の四万十川の支流である中筋川流域に焦点が当てられています。中筋川流域には、縄文時代から中世にかけて多くの遺跡が集中しており、出土品を通じて人々の暮らしが紹介されます。

関連イベントとして、ギャラリートークが開催されます。日程は2023年4月23日(日)で、時間は10:00~10:30および14:00~14:30に行われ、定員は無しで、事前申し込みは不要です。また、展示報告会「中筋川流域の遺跡について(仮)」が開催され、埋蔵文化財センター職員が講師を務めます。このイベントは2023年6月25日(日)14:00~15:30に開催され、定員は30名で、事前申込が必須となります。申込開始日は2023年5月25日です。

この企画展Ⅰ「高知の遺跡展〜中筋川流域の遺跡〜」を通じて、高知県の歴史と文化を深く理解し、中筋川流域で営まれた人々の暮らしを学ぶことができるでしょう。展示や関連イベントをぜひお楽しみください。