築地市場は、長い間、東京の心ともいえる食のメッカとして知られていました。しかし、2018年にその役目を終え、閉場となりました。この閉場後、どのような新しい顔を持つのか、その答えが徐々に明らかになってきました。

新たな再開発の動き

2018年に閉場した築地市場の跡地(Tsukiji Market former site, 東京都中央区)について、再開発の提案が多数寄せられています。小池百合子都知事は1日の定例記者会見で、多くの事業者からの提案書が提出されていることを公表。都はこれらの提案を外部の有識者と共に精査し、2024年3月に最終的な事業者を選定する予定です。

再開発の条件とビジョン

Scope of redevelopment in the Tsukiji area Source: Tsukiji Area Community Development Project Implementation Policy
築地地区の再開発範囲 出典:築地地区まちづくり事業事業実施方針

市場跡地は、都有地(Municipal land, 約19.4ヘクタール)として、約70年の期間を対象とした一般定期借地権での貸し付けが予定されています。都は再開発計画において、ホテル、国際会議場、1万人規模の集客施設などの設置を求めています。特に「築地市場とのつながりに配慮しながら地域にふさわしいにぎわいの創出」を強調し、新しい築地が過去の歴史と連続性を持ちつつ、新しい価値を提供する場所となることを期待しています。

有力な再開発提案の概要

多くの提案がある中、特に注目されるのは、三井不動産を中心とする企業連合の提案です。この提案には、多目的スタジアムの建設が盛り込まれており、事業総費用は8000億円から9000億円とのこと。この大規模プロジェクトの背後には、読売新聞グループ本社をはじめ、トヨタ不動産、鹿島、大成建設、清水建設、竹中工務店といった大手企業が出資すると報じられています。さらに、トヨタ自動車や朝日新聞社もこの再開発計画に参画するとの情報が出ています。

まとめ

Is the issue of handling the large scale ruins from the early modern to modern periods that lie beneath the former Tsukiji market site?
築地市場跡地の地下に眠る近世から近現代の大規模遺跡の取り扱いが課題か

築地市場の歴史と伝統を受け継ぎつつ、新しい文化と価値を生み出す築地地区の再開発。多くの大手企業が参加するこの計画が、どのような未来を築地地区にもたらすのか、その完成が待ち遠しいですね。